パートナー代表の高橋俊哉です。あれよあれよという間に9月も半ばとなっています。気温高く真夏がずっと続いているようですね。その上に台風がきたり、ゲリラ豪雨があったり激しく天候が変化したりもしています。水分補給や涼やかな過ごし方に工夫を凝らしながらケアしてください。

生きていたり、婚活をしているとゲリラ豪雨のような突発的な災難に襲われることがあるものです。長年勤めている会社があっさり倒産してしまったり、自信満々で受験した志望校にふられてしまったり、婚活でも交際中で、今日も良い感じで楽しいデートだったのに、お相手からその日に交際終了の連絡が届いてしまったり…。そんな予期せぬ出来事があっても、しぶとく、粘り強く、撓う竹のようにやり抜いていくにはどうしたらといのでしょうか。今日はそんなことについて書いてみたいと思います。

カウンセラー高橋も日夜あーでもない、こーでもない、と考えたり、読書を重ねたりしています。様々な困難やトラブルや想定外のできごとが次々のやってくる人生や婚活において、何があっても挫けず前を向けて平常心を保てる構えを、基軸、岩盤として心の中心に据えておきたいという思いが常にありました。そんなときに出会ったのことばがあります。それは『誠実にまされる知恵なし』でしたこれはイギリスの首相も務めた政治家で小説家でもあったベンジャミン・ディズレ-リのことばです。ディズレーリは、イタリアからの移民でユダヤ人の家系でした。若いころ事業に失敗し多額の借金を背負ったり、政界進出を志すも4度も落選の憂き目にあっています。19世紀後半の激動に時代にあって、場面場面で様々な浮き沈みを経て、したたかに、しぶとく生き抜いた人で、他者に対する傾聴力、共感力に優れていたようです。一筋縄ではいかない人ですが、生きるチカラ真摯に見つめて、様々な格言を残しているのですが、その到達点として『誠実にまされる知恵なし』という想いに到達したのだとカウンセラー高橋は考えます。誠実に生きることで、様々な逆境を乗り越えていけるのです。

誠実に生きるために、5つのポイントがあると思っています。

①きちんと相手の話を受けとめる。:これは以前から書いている傾聴ということですね。相手が誠実だな、と感じてくれるのはこれに勝ることはないと思います。自分に対する共感は、聴き手に対しての安心感と信頼感に繋がるからです。

②自分の魂を磨き続ける。:誠実であろうとする人は、いつも自分に足りないスキルや知識を伸ばそうと努力を惜しみません。素晴らしいと感じる人を見ても羨ましがったり妬んだりせずに、「自分もあんな人を目指そう!」とポジティブに捉えることの出来る人なので、自分を磨き続けることに余念がない人になっていくわけです。

③嘘をつかない。:これは自分に対しても、他者に対してもです。あることに対して嘘で固めていくと、次第にその固まりはどんどん大きくなっていってしまいます。取返しがつかなくなってしまうわけです。なので、できるだけ正直に本当の話でいきたいと考えています。

④思いやりをもつ。:自分の損得や利益になることばかり追求していたらいずれジリ貧になっていきます。自分さえ良ければ、でやっていたらいずれはそのしっぺ返しが自分に返ってきます。他者、交際相手のことが大切だと感じたら、黄金律にもあるように、自分にしてほしいことを人にしてあげる、ことだと思っています。

仕事や学業や婚活で、失敗や挫折はよくあることです。落ち込んでしまい、綺麗ごとではモノが考えられなくなり即効性のある手段を用いたくなりますが、結果的には、急がば回れ、普段の構えに誠実であることを持つことが何より大切なことなのだ、と考えております。