
パートナー代表の高橋俊哉です。6月中旬を過ぎたところですが、連日真夏のような猛暑に見舞われています。ちょっと異常な感じですね!なんでなの?と叫びたいとことですが、これも人類が地球環境を壊し続けている結果かもしれません。この状況を静かに受けとめて、できる対応を取って参りましょう。婚活でも人生でもそう簡単にうまくことが運んでいくわけではありません。一心に取組んだり、いろいろ考えてアプローチしたり、集中して頑張ってみても、なかなか結果がでないことも多いものです。それどころか、嫌気がさしたり、根気が続かなくなったり、絶望の淵に落されれたりすることもあるのです。そんなとき、もう諦めてしまおうか、と考えてしまいがちです。普段取り組んでいるときに、なんとかなって!、うまくいって!、こっちを向いて!、などと自身の願望が前面に出ると、うまくいくものもうまくいかなくなってしまいます。
普段の構えとしておくと静かに、穏やかに想いが成就する魔法の言葉を今日はご紹介します。それは、『ありがとう!』という感謝のことばです。心理学の研究では、感謝のことばや気持を表すことで、身体的な効能として、免疫力の向上、痛みの軽減、血圧の低下などがみられ、心理的効能として、ポジティブ感情の高まり、楽天性や幸福感の高まりなどが挙げられています。
さらに社会的効能として、他者を助け寛容で慈悲深くなる、孤立感や孤独感の軽減、外向性の向上などの変容が認められたということです。感謝には2つの種類があるとされています。
1.自分にとってハッピーなことが起きたとき、親切にされたとき、助けられたときなど他者からもたらされる行為に対しての反応。:「優しくしてもらえた」「助けてもらえた」ことがあったら「ありがとう。」という気持ちを表した経験があると思います。これは、自分自身にもたらされた体験に基づくので自分が中心という場合です。
2.「今ここ」にある自分を囲んでいる、すべてのことに対して感じる感謝の気持ち。;温かな日差し、心地よい風、鳥のさえずり、気持ちよく目覚めた朝、無事に一日を終えられたこと、美味しくいただいた食事、パートナーとの楽しかった会話、など へ対する感謝の気持ちです。こうした感謝の感情は、「今ここ」に生きることに対して満足ができ、日々の営みに対して充足感をもたらします。前向きな気持ちをサポートしてくれ、落ち込む時間が軽減され、安定した日常が保たれるのです。このような感謝の気持ちを常に持っていると、幸福な気持ちに満たされます。
研究では、感謝の気持ちを持つことで、逆境や苦境に立たされた時の回復が早いということが証明されています。感謝の気持ちがポジティブに働き、逆境や苦境に対する受け止め方に影響し、回復に違いが出てきているのではないかと分析されているとのことです。
逆にダメ出しばかりをしていたり、自責の念に駆られている人は幸福感が得られにくく、仕事上の生産性にも劣るという結果が出ています。
他者から受けた恩恵に対しては「ありがとう!」として口に出して伝えることが大切です。感謝の気持ちを伝えることは、初めは必ずしも簡単ではないかも知れません。人間は良い結果が得られたとき「自分の成果だ!」とついつい一人合点してしまいがちだからです。このような場合、「少しは私の成果かもしれない」、「自分も頑張ったからな」とある程度自分を労いつつも、導いてくれた周囲の人たち、サポートなどしてくれた仲間、チャンスをくれたカウンセラー、など周囲との繋がりを意識して、感謝の念を常に持つようにするとよいですね。
仏教でも、他者からの好意や援助は、決して当たり前のものではなく、まれで貴重なものとして受け止めるべきだと教えられています。この考え方は、他人の行為や存在を大切にし、それに対して深い感謝の気持ちを持つことを促します。以前にもご案内していますが、なので、「有り難し」という言葉が、感謝の意を込めて使われるようになったのです。小さなことにも感謝する習慣を身につけると、日々の生活はより豊かで充実したものになります。感謝の心は、私たちに幸福感をもたらし、人間関係を深め、困難を乗り越える力を与えてくれます。毎日の生活の中で、意識的に感謝の機会を見つけ、それを表現する習慣をつけることで、人生の質は大きく向上するでしょう。感謝は、与えるほどに自分に返ってくる、素晴らしい贈り物なのです。今日から、小さな感謝の実践を始めてみませんか。それが、より幸せで満たされた人生への第一歩となるはずです。
カウンセラー高橋は、食事の前に「ありがとうございます。」、朝目覚めたとき「ありがとうございます。」、会員さんをお見送りするとき「ありがとうございます。」、家族猫のレア君に毎日「ありがとうございます。」、もちろんつれあいにも「ありがとうございます。」、そして生きとし生けるものに「ありがとうございます。」と日々数えきれない感謝のことばを口に出すよう心掛けています。
この魔法の言葉を常に唱えていれば、人生も婚活もきっとうまくいくと思います。