パートナー代表の高橋俊哉です。はやくも8月が終わろうとしていますね。暑い、暑い、でクーラーを1日中かけっぱなしにする日常が当たり前になってしまっていますが、皆さま体調管理はいかがでしょうか。このところ会員さんと面談をしていると、食欲不振や睡眠不足、腰痛や関節痛、コロナ感染など体調維持にかなり苦戦されている方が多くいらっしゃいます。まだまだ暑い日々が続きますし、台風やゲリラ豪雨なども発生する時期ですのでくれぐれもお気をつけてお過ごしください。こんな時に精神的にも不安を抱えてしまうと、にっちもさっちもいかなくなってしまいます。婚活や人生においては、様々な困難や想定外の事態が襲ってくることもあります。今日は、自分自身が苦境に追い込まれた時、どのように対処したらよいかということについて書いてみたいと思います。

自分の置かれた環境や状況が大きく変化して、心が弱くなってしまったり揺らいでしまうことはよくあることだと思います。何があっても、自分自身を支えてくれて、安心できる心の拠り所を持つことはとても大切なことだと思います。どんなことがあっても、そこに戻っていけば自分自身を取り戻すことができ、安心安寧の気持ちになって、心が静まり、また顔をあげて前に一歩踏み出すことができます。

このことは、人によっていろいろな考え方があると思います。自分のパートナーや恋人であったり、家族、親友など身近にいてくれる相互信頼関係にある他者であるという方もいらっしゃると思います。仕事だということもあるかもしれません。自ら選び全身全霊で打ち込んでいる仕事があればそう思う方もいるでしょう。先日パリオリンピックが開催されましたが、アスリートにとっては自分の競技で勝ち抜くための、日々の孤独で辛さにひたすら耐える練習であるかもしれません。あるいは、家族同様のワンちゃんや猫ちゃんということもありますね。カウンセラー高橋にも愛猫がおりますので、彼と戯れている時間はとても貴重なもので、触れ合ってると自然にリラックスできています。

今記したようなことを複数もっていることも大事なことだと思いますが、婚活をしている方や故郷を離れて暮らしている方などは、一人暮らしの方もたくさんおられますね。そうなるとどう構えていけばよいのでしょうか。

人は悩んだり、戸惑ったり、迷ったりしながら生きています。それらが溜まりに溜まってしまった時、ふっと戻っていける心の場所。そこに立ち戻ることで悩みが吹っ切れたり、戸惑いが消えたり、迷いがなくなったする、それが拠り所だと感じています。信念、価値観というものに近いかもしれません。誰にでも、行動すべきか控えるべきかで悩む状況があると思います。その際に揺るぎない信念があれば、その信念に照らしてどうすべきかを判断することができるでしょう。また、人との付き合い、婚活での交際についても、同様に迷うということもあるでしょう。そんなときにも、確たる自分自身の基軸もっていれば、いずれかを選ぶべきかを示してくれるのでなないでしょうか。

カウンセラー高橋自身、煩悩の固まりであり、どうしたらよいか分からなくなることも多く経験してきました、そんなとき出会ったのが、仏教で説かれている自灯明(じとうみょう)という教えでした。この教えは、精神的自立と内省の重要性を説いています。私たちは、他者や社会の価値観に流されるのではなく、自分自身の内なる声に耳を傾けることが大切です。自分自身と向き合い、自分の心の奥底にある思いや願いを見つめることで、私たちは自分自身の道を見つけることができるのです。また、内省を通して自分自身の弱さや欠点にも気づくことができます。自分自身の弱さを受け入れ、それを乗り越えていく過程で、私たちは精神的に成長していくことができるのです。

拠り所は自分自身であることを知り、見つめるなかで見つけ出すものです。これはなかなか大変な作業になります。深く深く内省していく時間が必要となります。そうしていくことで、その拠り所をもって生きることが、世のため、人のためになるか、という視点が持てると自分の歩みの基軸となるのだと考えています。

この考え方は洋の東西を問わず、スティーブン・R・コヴィー博士の名著『7つの習慣』にも前提となる岩盤にすべき考え方である❝自立❞ということに繋がる考えだと読み取りました。

答えはすべて自分自身の中にあるのですね。