パートナー代表の高橋俊哉です。11月も半ばに向かっています。いきなり秋めいてきてようやく衣替えといったところでしょうか。秋を通り越して冬に向かっているようでもあります。寒暖差が大きいし突然の天気の急変もありますね。今年も残り1か月半。粛々と歩を進めて参りましょう。さて今日は最近気になって耳に残っている言葉を紹介しながら思うところを書いてみたいと思います。

1.「でも気づいているの 目覚めた朝 息をしてるだけで幸せなこと」「でも知っているの 人生とは心の持ち方でどうにでもなると」「誰もがみんなちょっとづつ年を取ってゆくから 何でもない一日が実はすごく大切さ」:誰にでも一年の中には、誕生日や記念日や特別な日がありますね。でもほとんど大半の日は何でもない日です。アニメで観た『不思議の国のアリス』で「何でもない日バンザイ!」と歌われる場面を記憶しています。朝目覚め、命あることに感謝をし、嫌なことやめんどくさいことがあっても、勉強になった、仕方がないことだった、これで一丁上がり、と考えることができれば、今日一日集中して精一杯生きることが幸せに繋がるのだ、ということですね。

2.「隣の芝生が青く見えたら この庭に花を植えればいい」「どんな道選んだとしても 悩みの数同じだけついてくるの」「私が決めるプライオリティ 何を取って何を諦めるの」「幸せの基準図るものさし 自分の心の中にあるのさ」「足りないものを数えるくらいなら 足りてるものを数えてごらんよ」:自分を他人と比べることは止めておいた方が賢明です。誰もが羨望の眼差しを向けるような人であっても、当人は人知れず悩みを抱え、他の人と同じように苦労を重ねているものです。ああなりたい、こうしたい、お金が欲しい、名誉が欲しいと考えだすとキリがありません。今の自分自身をじっと見つめてみれば、既に幸せである自分に気づくものです。

3.「偶然と呼ばれる出来事は何もなくて 出会いも別れも最初に決まっている」:この文章は運命論のように感じられますが、私は逆に『計画された偶然』という言葉が頭に浮かびました。これはキャリア形成の理論で、ビジネスパーソンとして成功した人のキャリアを調査したところ、そのターニングポイントの8割が、本人の予想しない偶然の出来事によるものだったことから生み出された理論です。私はもう少し広く婚活にも人生にも応用できる考え方だと感じています。この複雑化した時代にあって、婚活にしても人生にしても予期せぬ出来事の連続です。個人の意思でコントロールできるものではありません。何をしたいかという目的意識に固執すると、目の前に訪れた想定外のチャンスを見逃しかねないということです。設定したゴールに固執することなく目の前に現れた想定外のチャンスを掴むことができれば大きく世界が広がっていくわけです。婚活では、理想のパートナー像を想定し活動を進めることは大事なのですが、自分のタイプではない方とのお見合が成婚に繋がったり、決めていた条件とは異なる方と意気投合することもよくあることです。偶然の出会いや出来事を必然へと変えるために最も大切なことは、アンテナを高くしてあらゆる出来事に関心を持つこと。偶然の出来事は、起きた時点ではどのような結果をもたらすのかわかりませんが、未来が予想できない変化の激しい時代において、用心しすぎるよりも、挑戦してみることが人生においても婚活においても重要だと思います。

4.「ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ」「ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ」:人は誰でも皆、この世に中で唯一無二の存在です。かけがえのない人生を生きています。また、人は一人だけでは生きていけません。社会的な繋がりが必要だし、何よりも愛するひとたちと生きていきたいものです。自分さえ良ければよいということでなく、愛する人たちのために何ができるかと考えることで婚活も人生も豊かな色どりを放つのだと思います。

5.「大切なことはみんなそばにある 穏やかな毎日が続くぜいたく」:よくよく考えてみれば既に自分は十分幸せなのです。そのことに気づかず悩んでばかりいるのは実にもったいないことです。普通に過ぎていくことが、日常の些細なことのひとつひとつが実にありがたい、素晴らしいことなのですね。

カウンセラー高橋は朝目覚めると音楽を聴いています。クラシック、スムーズジャス、ボサノバ、ポップスなどその時の気分に合わせて楽しんでいます。爽快で軽快な気分になりたいときはシティポップもよく聴きます。もうお分かりの方もいらっしゃると思いますが、今日ご紹介した言葉はすべて歌詞です。竹内まりあさんが作詞された楽曲からの抜粋でした。1.『毎日がスペシャル』2.『幸せのものさし』3.『天使のため息』4.『人生の扉』5.『すてきなホリデイ』

歌には人生があるといいますが、全くその通りですね。