パートナー代表の高橋俊哉です。8月もお盆休みが既に終わり最終盤に入っています。朝は散歩していると時折、秋風を感じたりすることもあります。蝉しぐれも徐々に小さくなってきました。とはいえ、日中はまだまだ30℃を超えることもありますし、コロナ感染者数も高止まりしています。体調にはくれぐれもお気を付けてお過ごしください。

生きていれば、種々な困難や辛いことも襲ってきます。婚活でも、これは!、と勢い込んで活動していたら、突然お相手からまさかのお断り!、を食らってしまうこともあります。人間は感情の動物ですから、そんな時はひどく落ち込んでしまいますね。目の前が真っ暗になってしまうそんな時は、その苦しみや悲しみにどう向き合ったらよいのでしょうか。3つのポイントで書いてみます。

1.悲しみや辛さに浸りきってしまう。:悲しみや苦しみや辛さから逃げようと藻掻いてみても、逃げ切れるものではありません。そんな時は、失恋の曲や暗い歌を聴いて思い切り涙を流す、暗い部屋に閉じこもり、今の気持ちを吐きだす、などが効果的です。つまり胸の痛みを思いっきり感じ尽くして、悲しみをどんどん膨らませていく。辛さを増幅させてドーンと一気にその辛い感情に浸りきってしまいましょう。

2.信頼できる人に聞いてもらう。:不安や不満、イライラや悲しみなどネガティブな感情は、口に出してみると苦痛が緩和され、安心感が得られます。1.で書いたように自分一人で口に出してもよいのですが、信頼できる友人、家族、先輩、カウンセラーなどに話を聞いてもらい、自分の体験を言葉にして話すとマイナスの感情や葛藤から解放されるといわれています。これが心理学ではカタルシス効果とよばれているものです。カウンセラー高橋も、辛い状況の会員さんと相対するときは、なるべく穏やかな感じで迎え入れて、お話ししやすい環境を整えることを旨としています。話し手の感情に寄り添って、共感しながら、傾聴に徹するように努めています。一通り話し終えると、会員さんや相談者さんのお顔が晴れ晴れとしてきて、声にも張りがでてくるのがわかります。

3.悲しみを糧としようとすれば成長できる。:生きていくということは、辛いことや悲しいことの連続です。でも、これは人間誰にでも平等に与えられている試練であり、これをどう捉え、どう乗り越えようとするかが、人的成長に大きく関わってくると思います。悲しい思いは、できれば避けて通りたいものですが、悲しみは無駄にツラいわけではないのです。その苦しみを経験するからこそ、他人の苦しみを理解することのできる、深みのある人間、になることができるのです。本当の愛のある人というのは、だれよりも多くの悲しみを経験した人でもあるわけです。なので、会員さんにはできるだけお見合の機会を増やして、失敗も経験した上で、お一人、ご自分にとって素敵なパートナーを見いだしていくようにお伝えしています。仏教では、苦しみや悲しみを四苦八苦といい、それらは自分の感情や防衛本能や自尊心などの自己中心的な心に起因していると考えます。被害者意識から脱し、なぜこんなに苦しいのか、なぜこんなにも悲しいのか、と自問自答することが大事だと教えています。これを繰返し行っていくとその原因に気付き、自身の価値観が変わっていくことになります。そうすると苦しみや悲しみが人を成長させる糧になるというわけです。

悟ったように書いていますが、煩悩具足の最たるものである高橋自身、日々迷い、惑っています。感情も上がったり下がったりしています。それでも、他者の方々に対する感謝の気持ちを忘れずに、他者の方々に対して、甚だ微力ながらも、なにがしかの貢献ができればと日々精進しております。