パートナー代表の高橋俊哉です。5月も残り10日ほどとなっています。世情は不安定で事件や事故は引きも切らない状況ですね。天候の不順も相まって当社の会員さんも心身の不調を訴える方もいらっしゃいます。カウンセラー高橋も置かれている状況は同じなので、なんとも落ち着かない日々を過ごしています。このところ不安にどう対するかというテーマが続いていますが、自分自身の問題でもあるので改めて書いてみることにします。

ある調査によると何らかの不安を感じている人は、70%以上だということです。そもそもイライラや憂うつな気持ちはなぜ起こるのでしょうか。脳科学の研究から、人が不安な気持ちを持つときには、「ノルアドレナリン」が分泌されることが知られています。「ノルアドレナリン」は「闘争か、逃走か」の物質と呼ばれています。不安というのは、元々危険な状態に素早く対応するために起る感情なのです。敵に襲われそうになった時の選択肢は、「闘う」か「逃げる」かしかありません。「ノルアドレナリン」が分必されると、感覚が研ぎ澄まされ、集中力が高まり、最適な判断が瞬時にできるようになるのです。咄嗟にどう動けばよいかを教えてくれるのが「ノルアドレナリン」の働きというわけなのです。

イライラ、憂うつは、窮地に陥った状態だったり、出口が見えずに膠着した状態だったりします。そんな時、脳は、素早く行動して、この状態から脱しろ!、と促します。なので、じっとしたままで悶々としていても状況は悪くなるばかりなのです。何か行動することで、不安な気持ちは軽くなり、楽になっていきます。アランも自信の著作である『幸福論』のなかで、不安になったら体操などをして体を動かすこと、欠伸をすることでさえ効果的だ、と述べています。では具体的にどんなことをするのがよいのでしょうか。

①言葉を発すること。:大声で怒鳴ったりするだけで気持ちがスッとするものです。(場所は選んでくださいね。(笑) 高橋も事務所で一人の時にはたまに「ワアー!」と吠えたりしています。Σ(・□・;))親しい人との雑談も効果的。カウンセラーに相談したりすることも問題がクリアになり、気持が落ち着き、解決策が見えてくるのでお勧めです。ですから、カウンセラー高橋は、皆さまの様々なお悩みをきちんとお聴きし、受けとめて、お話することで、ご自身の中にある答えを一緒に探すことを旨としています。

②運動すること。:アランも書いている通り、動くことで、不安というエネルギーが消耗され、スッキリしていきます。ただ、急に激しい運動をすると、身体に支障が起ることもあります。私は、地道な方法として、ラジオ体操、ウォーキング、バドミントンなどが良いと思います。ラジオ体操は、真面目にきちんと取り組むと結構キツイ体操です。TVでお手本となっている若い男女(最近は男子も入っています。)の動きは、小中学校の時に惰性的にやっていたものとは全く別物であることに驚きます。公園で、仲良しさんとバドミントンするのは楽しく、気持のよい汗がかけると思います。歩くことは、是非習慣にしていただきたいと思います。街中でも公園でも毎日いろいろな発見もあります。

③書き出すこと。:これは前から推奨していることです。書く、という行為はとても大切な行為だと実感しています。今はPCやスマホ全盛なので、書類やメールやメモなども手で書くことが少なくなっているのではないでしょうか。手を動かして、ノートや手帳になどに書くことで、悩みや不安が整理整頓されて、問題がはっきりと浮かび上がってきます。日記をつけることも習慣化することで、自分を見つめる時間を持つことになりますね。それはそうなんだけど三日坊主なんだよな、という方には、寝る前のスリーグッドシングスをお勧めしています。

イライラや憂うつや不安感が無いという方はいないと思います。悩みの種は日々生まれてくるからです。

行動することで、適宜リセットできれば、婚活にも、人生にも前向きに取組めますね!