パートナー代表の高橋俊哉です。6月になっています。雨勝ちで蒸し暑い日が続きます。こまめに水分補給して、ゆっくりお風呂に浸かって、体調管理されてください。カウンセラー高橋は、気に入った本を何度も読み返すことにしています。読み飛ばしてしまっていた部分にいたく感銘を受けることもありますし、理解が浅かった部分がすうっと心に刻み込まれていくこともあります。今日は、そんな愛読書の中から最近気になった個所を引用して書き進めてみたいと思います。
その気になった個所とは、D・カーネギー著、『道は開ける』の一節です。甲状腺の機能亢進症の専門医であるイズラエル・ブラム博士の診察室を訪れた作者が、壁に掛けてあった博士が書いたことばを思わず封筒の裏に写しとります。そこにはこう書いてありました。
リラックスと娯楽
緊張をゆるめ英気をよみがえらせるものは、健全な宗教、睡眠、音楽、笑いである。神を信頼せよ。よく眠れ。良い音楽を愛せよ。人生のおどけた面に目を向けよ。そうすれば健康と幸福が得られる。(太字処理は高橋がしています。)
1.大きな存在を信じること。:婚活をしたり、人生を生きていると、思ってもいない辛い局面にぶつかることがあります。ある程度のマイナスのことがらは予想して構えていても、想定外のダメージで奈落の底に落ち込んでしまうことも時あるものです。そんな時は、人間として考えられる範囲を超えてしまっているので何もできなくなってしまい、金縛りにあったように思考停止状態になってしまいます。そんなときは神仏を頼りにするしかないと思います。神様か仏様か、そこは人それぞれでよいのです。宗教はとかく敬遠されがちで、日々の暮しには関係ないだろう、とか、宗教に対してさける時間も余裕もないよ、という方も多いでしょう。そんな人でも神社仏閣や教会に行ったとき心の安らぎや静かな空気感を感じるのではないでしょうか。婚活の女性のプロフィールには、神社仏閣巡りが大好きだと書いていることがとても多いものです。なので、古典になっている書物から入っていって自分なりの大きな存在を意識してみるのがよいと思います。素直に手を合わせる気持ちになれればしめたもの。神や仏は、どこかにいるのではなく、自分が信じることができたときに初めて存在するものなのです。前にも書きましたが、カウンセラー高橋は、「歎異抄」を読んでから、朝晩❝南無阿弥陀仏❞と自己流のお念仏を唱えています。宗教人類学者の植島啓司著「運は実力を超える」には、「人間は死んだら必ず幸せになる」というメッセージは、とても正しいものだと言わねばなるまい。とあります。
2.よく眠ること。:睡眠についても何度か書いているのですが、かくいうカウンセラー高橋は、晩酌が欠かせないので飲み過ぎると時どきソファで気絶した状態で数時間過ごし、改めて寝床に入ってもなかなか寝付けない、朝までまんじりともせず、なんてことがあります。(書きながら改めて反省!)お酒は、やはり適量として、飲んだ分だけ水分摂取をすることが大事なんですね。先日睡眠の権威の先生がTVで話されていましたが、睡眠の質を考えればやはりナイトキャップは厳禁だそうです。寝室の温度管理がとても重要で、一年中クーラーを使うこともありで、電気代を考えるととんでもないことだと思うかもしれないが、その代償を払ってでも人間にとっての睡眠の大事さを認識して欲しいとおっしゃっていました。良い眠りを得ることは免疫力といっても過言ではなく、睡眠の質が低下すると、心と身体の健康が損なわれるということは、そう実感されている方も多いのではないでしょうか。よく眠るスキルは婚活やビジネスにも大切なスキルであるともいえるでしょう。ぐっすり眠れないと、お見合い時の集中力や仕事の生産性が大幅にダウンしてしまいます。感情のコントロールもききにくくなるので人間関係のトラブルにつながることもあります。寝室の温度管理、換気、できるだけ暗くすること、1、2時間前のゆっくり入浴、寝床からスマホの追放などできることを実践し気持ちが焦らないようにリラックスできるようにすることがよいと考えています。ただ、どうしても眠れないこともありますね。そんな時はとにかく静かに横たわっていれば疲れはなくなっていく、と考えればよいと思っています。
3.音楽を楽しむこと。:カウンセラー高橋は、目覚めるとすぐYouTubeで音楽を聴いています。その時その時の気分で、クラシック、ジャズ、ボサノバ、ハワイアン、レゲエなどを楽しんでいます。好きな音楽を聴いて元気をもらったり、感情が揺さぶられたりした経験は、多くの人がお持ちだと思います。日常のさまざまな場面で感じられる音楽の効用は、大きく3つの側面に分けられます。 ①生理的・身体的なレベルの直接的な影響 耳から入った音楽は、脳へと伝わり、全身に影響を及ぼします。自律神経系に作用して、心拍や血圧が変化し、興奮や鎮静、リラクゼーションなどの効果がもたらされます。同時に、心の状態にも影響を与え、感情、知覚、認知を活性化させるとの研究結果が報告されています。ちょっと厳しい場面に気合を入れて臨む前にはメタリカが最高ですよ! ②間接的な影響 音楽を聴くことによって思い起こされる記憶や感情も影響を与えます。例えば、子供時代や青春時代に流行した歌を聴くことで、当時の記憶がよみがえり、楽しかった思い出に浸るうちに、心が明るくなることがあります。私は無意識でふと気が付くと、子供の時良く見ていたテレビアニメ『狼少年ケン』のテーマ曲を口ずさんでウキウキしていることがあります。(知らないかなあ?(笑)) ③人の輪を作り出す効果 他人とともに音楽を楽しむことは、人のつながりが生むこともあります。誰かと一緒に歌ったり、音楽に合わせて体を揺らしたりダンスをしたりすることで、親密感や仲間意識が芽生えることがあるでしょう。ディスコ(今はクラブかな?)やカラオケは自分自身が楽しめるのみならず、人と仲良くなることがよくあるものです。
4.笑うこと。:「笑う門には福来る」という格言があるように、笑いやユーモアが人に好ましい心理学的反応をもたらすことや、怒りや悲しみなどのマイナス感情が身体に害を与えることについては、古くから知られています。笑いによってストレス関連ホルモンと言われている物質が体にとってよい方向に調整されるという研究報告がなされているとのことです。また、痛みの緩和、アレルギー症状の改善、食後血糖値の上昇抑制、リラクゼーション効果など、笑うことが身体に良い影響を与えているというようなことはご存じの方も多いでしょう。認知症予防にも笑うことは大切なのだそうです。笑うだけでなく作り笑顔をつづけた後にも、がん細胞を傷害するNK細胞(ナチュラルキラー)が活性化するという実験結果もあります。いつもにこにこと笑顔を心掛けているだけでも、免疫力アップに効果的なのですね。家族や友人、恋人同士で冗談を言い合って笑ったり、お笑い番組を観て爆笑したり、飲み会やカラオケで大笑いしたり・・・。にこにことしていると周囲の人とのコミュニケーションも自然とうまくいきます。どんどん笑って過ごしたいですね。お見合いや交際でも笑顔でいることは、その先に進むためにも大切なことです。カウンセラー高橋は、会員さんとの面談時もなるべく笑顔で接し会話の中で笑いを入れるよう心掛けています。
ご自分を大切にして、様々な困難や苦しみを乗り越えていくうえで、ご参考になれば幸いです。
湿気が多く、気温も上がっていく時期となりますのでご自愛くださいませ。