パートナー代表の高橋俊哉です。11月もあと二日となっています。急に冬物も必要となったり、天候、気温や気圧が猫の目で変わっていきますね。カウンセラー高橋も流石に体調管理が難しいなあ、と感じる昨今です。皆さま、ケアを怠らず備えてくださいませ。2024年も残すところ師走のひと月という時期ですが、世情は芳しくない状況が続いています。誠に単純、短絡的で稚拙強引な凶悪強盗事件が続き、野村證券や三菱UFJ銀行といった超一流企業で信じられない犯罪行為が報じられ、火災があいつぎ、惜しむべき著名人の訃報も後を絶ちません。ニュースを見ていても思わず切りたくなるようなバッドニュースの連続です。気が滅入ってきて心も暗く沈みこんでいくようです。仕事や勉強や婚活どころではない感じになってしまいそうです。こんな時はどう構えたらよいのでしょうか。今日はそんな時こそ大事にすべき3つのSについて書いてみたいと思います。

1⃣第一のS:したたかに生きる。:漢字で書くと「強か」と書きます。言葉のイメージとしてはズルいとかあざといとかいうような感じがするかもしれません。ですが、辞書を引くと、 粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。 強く、しっかりしているさま。 強く勇猛であるさま。などとなっています。なかなかよい意味ではないですか? では、したたかに生きるためにはどうしたらよいのでしょうか。私は以下のように考えています。①感情よりも目的を優先すること。様々な状況によって感情はぶれるものです。そんなとき自分の価値観や原則としていることに立ち返ると自分を律して、どんな場面であっても目的を優先して進むことができてきます。②謙虚であること。傲岸不遜になることなく、自分自身も悪人であり凡夫なのだという親鸞聖人の言葉を旨とすると、静かな闘志が湧いてきて簡単には負けない気持ちになってきます。③自分を磨き続けること。これは不断の努力を続けることが肝心。でも何か特別なことをするのではなく古典など様々な本を読むことがおススメです。読書は楽しみながら続けられ少しづつ自分の成長に繋がる素晴らしいことだと考えています。

2⃣第二のS;しぶとく生きる。:婚活でも人生でも、構えとしてもっているべき考え方があります。それは、世の中は思いのままにならないものだと自覚すること、です。たとえば釣りに行ったときに予想外に大きな魚がかかることがあったり、素敵な彼女と良い感じになってきたときに名代のプレイボーイが彼女を狙っていることもあるし。思いがけないことが起きたり、想定外のことが溢れているのがこの世の中です。人間の浅知恵や考えなど何の役にも立たないというわけです。では、諦めて成り行き任せでいくかというとそうもいきませんね。努力しても、目標を必ず達成できるわけではありません。でも、自分が努力した事実は自分を裏切らないものです。努力した分だけ必ず力はついてくるもの。自分の努力の結果を振り返ってみれば目標は達成出来なかったけれど、自分はこれだけは努力してきたのだからまだまだ先に進める。」と前向きに考えられるようになっていきます。目標を達成出来なかった原因を研究することも必要ですが、まず自分の努力してきたことを大事にして、自分はこれだけ頑張ってきたんだということを自分自身で認めてあげることでしぶとさが生まれてくると思っています。

3⃣第三のS:しなやかに生きる。:しなやかに生きるとはどういうことでしょうか。私は、柔軟に、なめらかに、品性を大事に、生きることかな、と考えています。自分の価値観を大事にしながら、かといって頑固頑迷にはならず、環境変化に柔軟に対応できる生き方が「しなやかな生き方」といえるでしょうか。しなやかに生きているなあ、と思う人は、立ち居振る舞いに余裕がある、感情表現豊かで精神的に安定している、ひとつの考え方に固執せず柔軟性がある、好奇心に満ちている、素直である、傾聴を旨としている、反省はするが後悔はしない、など。ものごとを白か黒かで判断せずグレーもありだと認めていて、正しいと思えば他人の意見を素直に受け入れ、一方他人に期待しすぎないようにすることも大切なポイントだと思います。そして、自分自身の価値観や特性をよくわかっていればいるほど、自身の生き方、考え方の柔軟性があがっていくと考えています。

こう書いてくるとこの3つのSはそれぞれ連環して、輪っかのように丸く繋がっているのだと感じました。

人生や婚活で、うまくいかないことがあったとしても、この三つのSを自分の心の核に据えておけば、乗り越えていくことができるのだ、と確信しています。