パートナー代表の高橋俊哉です。8月も終盤ですがコロナ感染の猛威がとまりませんね。猛暑も依然続いていますし、大雨の被害、台風もまだまだやってきそうです。そんな中でも仕事をし、日常の生活をし、婚活もしていかねばなりません。なんともいえない不安感や息苦しさをどう考え、どう構え、どう乗り越えていけばよいのでしょうか。今日はこの困難な状況に対処していく方法について書いてみたいと思います。今回は3段階での対応法です。

【第一段階】苦しみを受け入れること。:山本周五郎も人生とは苦労するものだ、人間は絶望の淵に追いやられたときに初めて人生の意味が分かるのだ、という意味のことを書いています。スイスイと世の中を渡っていければ楽でよいなあ、と思われるかもしれませんが、そうはいかないのが人生です。成功者と言われるような人でも様々な困難に出会い、それを乗り越え乗り越え進んでいったのです。どんな人でも苦労なしに生きている人はいないというわけです。どうあがいても苦しみはやってくるものなので逃げたり、拒絶したりせず、普通のこと、誰もが通る道だと肯定的に捉えて受け入れることです。感情がどん底に落ち込んだら、どうするか。もちろんこの状態ではとても明るい気持ちなどにはなれませんので、逆に暗めの音楽などを聴きながら一人きりの空間で泣いたり、悔しがったりして一気に感情を吐きだしてしまうのです。これはどうしようもない悲しみから立ち直るのにとても効き目がある方法なのです。このようにして苦しみを受け入れることができると、平常心が取り戻せるようになります。

【第二段階】苦しみの意味や価値を見いだすこと。:苦労や苦しみを味わっていくと、その経験が心に落ち着きをもたらしてくれるようになります。ちょっとやそっとのことでは動じなくなってきます。アスリートは技量や技能を高めるために日々、辛く、厳しい練習に取組みます。その結果として勝利や好成績を勝ち取る可能性が高まっていくわけです。つまり辛く厳しい練習に意味や価値を見いだしているわけです。辛く厳しい状況になったときには頭をクールにしてその状況に意味や価値を見つけられれば、その状況を乗り越えていけるチカラが生まれてくるというわけです。このことは心理学的研究成果でもあり、ベネフィットファインデングと呼ばれています。

【第三段階】どうしてくかを考えて行動すること。:苦しみを経験したり辛さを味わうことで、他人の苦しみが理解できるようになり自分自身が大きく成長できるきっかけとなります。これを心理学では心的外傷後成長といっています。苦しみを抱えながらもその状況をなんとか打破しようと考え、藻掻きながら行動していくことが大切なのです。何でこんなことに…、何で自分が…、と問わずに、この状況をどう考えて、どう動いたらいいか、という方向にいくことです。抜本的な解決策はそうたやすく見つかりませんから、ちいさなことを少しづつ、継続して続けていくことです。小さな変化が大きな変化をもたらすのです。とにかく自分を信じて行動を重ねていくことです。トライ&エラーを続けていけば道は拓けるものです。

まだまだコロナ禍の状況は続きますし、様々な困難も立ち現れてくると思いますが、だからこそ生きる価値があり、成長できるのです。

地に足付けて、まっすぐ、人生に、婚活に向き合って、顔を上げて、歩を進めて参りましょう!