パートナー代表の高橋俊哉です。ゴールデンウイークに入っています。今日は気温も上がり、道路は車で混みあっていたようです。外出したい気持ちはよくわかりますが、なるべく自重したいところです。コロナ禍の状態は続き、首都圏では緊急事態宣言やまん延防止措置も継続している中、なんともやりきれないストレスフルな状況が続いていますが、心身のバランスを取りながら、小さな楽しみをみつけてしのいで参りましょう。私は、つれあいと朝の散歩や、家呑み、など密を避けつつ、楽しんでおります。
さて、今日のお話はいままでのブログ内容とは異なる視点で書いてみたいと思います。実はこの件は、所属している日本ブライダル連盟から問題提起がなされ、一般社団法人日本LGBTサポート協会主催のセミナーが開催され、私も参加させていただきました。昨今は、LGBTQ、については皆さまも耳にされ、ネットなどでも読まれたりしたこともあるのではないかと思います。先ずは、私自身のおさらいも含め基本的なことを押さえておきたいと思います。Lはレズビアン、Gはゲイ、Bはバイセクシュアル、Tはトランスジェンダー、Qはクエスチョニングの頭文字です。性的マイノリティの総称です。セクシュアリティを3つの性で理解することが大切なのだそうです。カラダの性、ココロの性、スキになる性。ココロの性は性自認、スキになる性は性的指向と呼ばれています。
L、G、B、Tまでは理解できたのですが、Qがよくわかりませんでした。セミナーでは自分でも分からない、揺れ動いている、という説明だったのですが、ますますわからなくなったので自分でも調べてみました。するとQ以外にも更にいろいろな細かな分類がなされているようなのです。LGBTQ+と記載されていることがあります。この+は他にも様々なセクシュアリティがあるということなのです。こうなると混乱するばかりなので、先ずはQに絞って書き進めたいと思います。
といってもQも「クエスチョニング」だけでなく「クィア」(Queer)という二つの単語の頭文字とのことです。ではまず初めに、クエスチョニングとはどういう概念なのでしょうか。これは性自認や性的指向が定まっていないセクシュアリティのことなのだそうです。まだ決めかねていたり、どのセクシュアリティも当てはまらないと考えていたり、わからないことが自然だ、といったような理由でクエスチョニングを自認している場合があるとのことです。自分などはセクシュアリティは生まれつき固定されているもの、としか考えてこなかったのですが、自分が生きやすいためには流動的で変化することもありうるということなのです。目からうろこ、のような感を覚えました。
次にクィアについてです。これは辞書を引くと、変な、妙な、風変わりな、という意味の形容詞なのですが、《俗》名詞として、同性愛の男、と記載されていました。かつては侮蔑的にゲイ表現う言葉だったようです。あまり良い言葉ではないようなのですが、20世紀終盤以降その侮蔑された人たちが、あえて自分たちの呼び方として開き直って使いだしたとのことです。クィアは、ゲイだけでなく、レズビアンやトランスジェンダーなども包括する概念で、性的マイノリティ全体の連帯を強める言葉になっています。
現代社会の制度などのありようは、性としては男と女、性的指向は異性愛のみを前提としていることがほとんどだと思います。実際には先に記した「+」には、様々なセクシュアリティがあることを表しています。人の性はグラデーションともいわれるようで全ての性を表記することは不可能に近いそうです。
今回のセミナーでは、先ず知ること、から始めて、気付き、考え、行動しようとの提案がなされています。また、電通が2018年に行った調査では日本の性的マイノリティの方の割合は8.9%、11人に1人ということです。
私自身学び始めたばかりですが、知ること、を深めていきたいと考えています。今まで自分の周辺に性的マイノリティの方がいたという記憶はないのですが、うかつにも気が付かなかっただけかもしれません。仕事をするうえで意識やアンテナを高くして、これから活動していきたいと思っています。性的マイノリティ方でパートナーを必要とされている方々の少しでもお役に立てれば、望外の幸せだと考えております。