パートナー代表の高橋俊哉です。いよいよ2月も最終日となりました。企業や学校は3月が大きな節目となるところが多いと思います。このコロナ禍、環境変化などに対し、皆様、心身ともに良い状態で過ごされるようお祈りしております。さて、お陰様で大安の本日2月末日に、成婚退会が決まる予定の会員さんがおられます。Yさんです。ちょうど一回り年下の女性を射止めたのです。ここ一月半ほどは、まさにラブラブ!会えないときは深夜まで話し込み、お互いを愛称で呼び合い、デートの時は帰りの時間になっても離れがたく…。といった状態で、先日のカウンセリングでも「ごちそうさま、もうお腹一杯ですよ!」と言ってしまいました。恋愛もピークを迎えているわけなんです。成婚退会までもう暫く時間があるので、Yさんには結婚後も仲良しで居られる5つの方法をお伝えすることにしています。皆様もご参考にしていただければ。
(1)いつもあいさつをすること。:いくらラブラブの状態でも近すぎる関係は良くないのです。もちろんお互い無関心状態で、距離が遠すぎるのはもっと駄目ですよ。これは心理学では『ヤマアラシのジレンマ』と呼ばれる状態です。お互いの針があるので、近づきすぎるとお相手を傷つけ、自分自身も傷を負ってしまいます。この近づきたくても近づけない状態から、お互いの程よい距離感を探っていくことが必要です。その時使えるのが、挨拶をきちんとすることなのです。「おはようございます」「いってきます」「ただいま〜お帰りなさい」「いただきます」「おやすみなさい」 私も、毎朝、つれあいとベランダで朝茶をいただくのですが、最初に「あらためまして、おはようございます!」と言い合ってからお茶を喫しています。自然と笑顔になります。あいさつは、夫婦がいい距離感を保つためのとても大事なものです。魔法の言葉と言ってもいいかもしれません。一回1秒程度のことですが、そのチカラは計り知れないのです。
(2)目標を共有すること。:一緒に過ごす同志ですから、暮らしの目標を共有すると一体感が生まれます。住む家はこうしていきたい、子どもは何人欲しい、子どもはこんな風に育てたい、共通の趣味を楽しみたい、あそこに旅行にいきたいなどなど。大きいものから小さなものまでどんなことでも良いと思います。年を追うごとに達成されていけば、また新たに設定していくのです。そうすると同じ方向を向いて歩いて行けます。
(3)自分にしてほしいことを人にしてあげる。:実はこれは、私が小学校5,6年生の時の担任だった尾関先生が定めた「学級諸法度」にあった言葉なのです。とても恐い先生でしたが、一本筋がきちんと通っていて大変影響を受けた先生です。最近この言葉は「黄金律」と呼ばれているものであることを知りました。尾関先生、畏るべし!なんと、これ一つで、人間関係、仕事、商売、何でもうまくいくという最高の知恵だったのです!夫婦であればどう考えればいいでしょうか。「ぜんぜん感謝してくれない」と思うのなら、まずは自分から感謝の言葉を伝える。「いつも笑顔でいてほしい」と思うのなら、まずは自分が笑顔で。「ちゃんと悩みを聴いてほしい」と思うのなら、まずは自分がじっくり悩みを聴いてあげる。時間はかかるかもしれませんが、”してあげたこと”はきっと自分に返ってくるものなのです。黄金律は古今東西の賢人が口をそろえて伝えている最高の教えなので、夫婦関係にも応用してみましょう。
(4) 感謝の気持ちを伝えること。:ずばりお相手に「ありがとう」と言うことです。「ありがとう」の語源は「有難い(有難し)」と言う言葉です。つまり、存在することが難しいという意味です。「ありがとう」は仏教に由来している言葉でもあります。お釈迦様が弟子との問答で、「人間が生まれるてくるということは、とても難しいことで有難いことなんだよ。」と教えます。この素晴らしい言葉もまた魔法の言葉なのです。毎日「ありがとう、ありがとう」と言っていれば、自然と愛情は伝わるものです。感謝の気持ちを伝える時には「すいません」といわず「ありがとう」と言いましょう。口癖にしてしまいましょうね。
(5) 素直に謝ること。:これはずばり「ごめんなさい」「ごめんね」と言うことです。これは使っていないとなかなか言えない言葉です。お相手にうっかりして面倒をかけた。約束を守れなかった。お相手の気遣いに気が付かなかった。自分の体調のせいでお相手に付き合えない。こんな時は「ごめんなさい」、「ごめんね」と言いましょう。「ごめんね」は、負けを認める言葉ではありません。むしろ、潔さを示す言葉です。心が最後のところで繋がっていれば、長年、支え合っていけるのです。
Yさん、頑張ってください!!!