パートナー代表の高橋俊哉です。10月に入って急に気温が下がったり、雨がちだったりして徐々に秋めいてきました。皆さま、楽しく、前向きに、順調にお過ごしのことと思います。いやいや、この間失敗しちゃったよ~、とか、頑張ったのに結果うまくいかなかったよ~、とかいう声も聞こえてきます。確かに、良いことも悪いこともいろいろ起るのが人生であり、婚活ですね。今日は、そんな不確実で不確定な状況に対して、少しでも良い結果に結びつくトレーニング方法についてご案内したいと思います。それはズバリ『イメージトレーニング』です。イメージトレーニングをすると、本来自身が持っている実力を発揮しやすくなると言われています。少し難しそうに感じるかもしれませんが、コツをつかめばどなたでもできるものです。よくスポーツで取り入れられていて、より良い結果を目指すアスリートが実践していますが、これは人生にも婚活にも使える方法なのです!

私たちの脳は実は、「現実」と「想像したこと」とを明確に区別ができないようなのです。頭の中で思い浮かべた「想像したこと」も「現実」として記憶します。例えば「最近どうもうまくいかないな。」と思いながら過ごしていると、良くない出来事が立て続けに起きたりします。反対に「今日は調子が良いぞ!」と思っていると、不安だった案件が上手くいったり、思いがけないラッキーな出来事があったりするものです。ポジティブなイメージを抱いていると、あらゆる現実を肯定的に受け止めやすくなり、心身ともに自然とポジティブな現実を作る動きをするのです。なので、成功している場面を頭の中で思い浮かべるようにすると、実際に成功していなくても「すでに成功している。」と脳が思い込むようになるので、本番でも望んだ通りの結果が生みだしやすくなるのです。では5つのトレーニング方法についてご案内していきます。

1.目標設定をする。:「新規顧客を3社開拓する。」「半年後に成婚退会する。」「今度のテニスの試合でライバルに勝つ。」など達成したい目標を設定してイメージトレーニングを行うと、より効果的です。目標を設定するとその目標のためにどんなイメージが必要なのかが明確になってきます。

2.集中できる場所と時間で実施する。:一人静かな場所が必要だという方もあれば、少しざわついた喫茶店などがよいという方もあるでしょう。要は、自分自身が落ち着いて集中できる場所がよいのです。やりたいことの前に行えば、イメージした通りの行動が再現しやすくなりますし、やった後なら、その時うまくいったポイントを思い浮かべることで記憶に定着しやすくなります。イメージトレーニングは短くてよいので、1回に約10〜20分程度が一番効果を発揮できると言われています。短時間、毎日繰返しやることが効果的だとされています。あまり長時間行ってしまうと、脳疲労が起ってしまい逆効果となってしまうようなのでご注意を。まあ、あまり難しく考えずに、通勤途中・お風呂の中・寝る前など「短時間、いつでもどこでも出来る」と思ってみるのも手です。お試しあれ!

3.五感を意識して行う。:視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をフル活用して行います。まず過去の経験でうまくいったことを思い出し、そのときの感覚、感触、音などをリアルに思い浮かべてみます。それから、これから実行したいと願うことをイメージして、できるだけリアルに頭の中で再現していくと、記憶として刻みこまれていきます。

4.「主観的視点」と「客観的視点」からやってみる。:主観的視点でのイメージとは、「どの場面で、どう発言し、どう行動し、相手にどう働きかけるか。」など自分自身の言動、行動を細かくイメージをすることです。客観的視点でのイメージは、「自分が第三者として自分自身の言動、行動を頭の上から眺めている。」というような感じで、他者から見た自分の動きをイメージしてみることです。客観的視点でのイメージは、本番前など緊張している時に、緊張を和らげたり、自信をつけたりする効果があります。まずはこの客観的視点でのイメージから始めてみることから始めてみるとよいと思います。

5.ポジティブな結果で終えるようにする。:良い状況も悪い状況も想定して行う必要はありますが、イメージトレーニング終了時は必ずポジティブな気持ちで終わらせることが大切です。失敗体験など悪い状況を思い浮かべて終了してしまうと、悪い状況が脳の中に記憶されてしまいますからね。お見合の場面をイメージするなら、お相手と楽しく会話しているところを何度も思い浮かべてイメージします。そうすると不安感がなるだけでなく、実際に素敵なお見合を楽しめると思います。

哲学に関する本や、ビジネス指南書などを読んでいると、通常ではしないような考え方や心構えや行動方法が示されていることがよくあります。自分の常識や経験値ではすんなりと腹に落ちないときに、書き手が説こうとする気持ちや意図に寄り添うようにして、もっといえば書き手になったつもりで読み込んでいくと書き手の想いや真意が腑に落ちてくるこちがあるものです。これもイメージトレーニングなのだと思います。