
パートナー代表の高橋俊哉です。8月も末日を迎えていますが、嫌になるのを通り越すような連日の暑さが続いています。暑いというより熱いと言った方がシックリくるぐらいな感じですね。コロナ感染も新たなタイプのウィルスとなり、またぞろジワジワ増えているようです。気持ちを少しキリキリと引き締めて参りましょう!「心頭滅却すれば火もまた涼し」ということばがあります。調べると、これは元々は唐の時代の詩人、杜荀鶴(とじゅんかく)が詠んだ漢詩『夏日題悟空上人院』に由来していて、「安らかに座禅を組むためには必ずしも山水の地に出かける必要はなく、心の中の雑念を打ち払えば火も自然に涼しくなる」という意味で使わた、とありました。カウンセラー高橋はてっきり仏教からきている言葉だとばかり思っていました。昔見たテレビの大河ドラマで、織田信長と争っていた敵方についた寺院の僧侶の言葉としてとても強い印象を持っていたからです。更に調べてみると、戦国時代の臨済宗の禅僧である快川紹喜(かいせんじょうき)がこの言葉を口にしたことで広く知られるようになった、とありました。快川紹喜は武田信玄に招かれ恵林寺(えりんじ)に入寺し、武田家の相談役も務めた高僧。織田信長の軍勢が武田氏を攻め、恵林寺に匿われていた武田氏の武将の引き渡しを拒否したため、恵林寺は焼き討ちに遭います。この時、快川紹喜は燃え盛る炎の中で「安禅は必ずしも山水をもちいず。心頭滅却すれば、火自ずから涼し」と唱え、弟子たちと共に炎の中に身を投じたと伝えられています。これは彼の辞世の句とされています。「心頭滅却」とは、心を整えるという意味で、暑さや煩悩などの困難な状況も自然に受け入れ、向き合うことができる、という禅の教えが込められてる、ということでした。今日はこの言葉から連想したことについて書いてみることにします。具体的に、心を整えるためにはどうしたらよいのか、ということになりますね。
頭の中を一度リセットして、真っ白な状態にするとさまざまな効果が得られることが知られています。それは無心になることです。
①心身ともにリラックスできる。:疲れが取り除かれるだけでなく、睡眠の質も上がるという嬉しい効果もあります。頭の中をリセットすることで、日々のストレスや不安も減少するメリットもあるので、仕事や人間関係などに疲れたときこそ、一旦無心になってみることはおススメです。
②幸せという感情に包まれる。:無心になると、邪念や欲望などの負の感情が薄れる傾向があります。幸せホルモンの「セロトニン」の分泌が促進され、ポジティブで前向きな感情をもちやすくなるといわれています。気持ちが明るく前向きになることで、幸福感を感じることができ、精神的に安定した状態をキープしやすくなるのです。
③落ち込みにくくなる。:幸福感が増え、気持ちがポジティブになることで、辛いことが起きても引きずらずに、切り替えが早くできるようになります。無心になることで一度気持ちを落ち着かせることができ、自分を客観視することができるのです。心理学でいうメタ認知です。次にどうすればいいのか、が冷静に判断できるようになるので、辛いことや失敗してしまったときなどに無心になることができれば鬼に金棒というわけです。
④直感力が上がる。:雑念がわかず、余計なことを考えない状態でいられると、突然のひらめきや思いもよらなかったアイデアが生まれたりします。頭をフラットな状態にしていると、新しい発想やひらめきなどがよいタイミングで浮かんでくるかもしれません。
⑤行動できる。:あれこれ悩んでいたら心身ともに硬直してしまって動きが取れなくなってしまいます。無心でいられると自分の気持ちに素直に従うことができるようになるため、決断してから行動に移すまでのスピードが早くなります。行動しなければ結果は得られません。そのスピード感がUPすることは大きなメリットとなります。自分の直感を信じて無心で挑むことも時に必要となるわけですから。
そこまでは分かったけれど、無心って簡単にいうけれど、無心にはどうしたらなれるのよ?、ということで以下その方法。
1.自然の中に身を置く。:澄み切った青い空や、道に咲いている花を見るだけで、脳はリラックスした状態になれます。公園の木々や大空を羽ばたく鳥を、なにも考えずにぼーっと眺めるのも癒やし効果抜群。お好きな方は、絵の具や水彩パステルそんな風景を描いてみるのも気分転換になるでしょう。まずは、外に出て、身近な自然に触れて、深呼吸、で大丈夫です。(暑いから早朝がおススメです。)
⒉運動する。:体を動かすことが好きなら、スポーツをすると無心になれます。心地よいスポーツは、心も体もすっきりします。ただ、無理は厳禁。身体に負荷をかけすぎてしまうと、疲労が溜まり逆効果になってしまいます。早朝ウォーキングや就寝前のストレッチなどご自身に合ったものがよいですね。
3.掃除をする。:掃除に没頭すること。気持ちを入れて一生懸命に掃除をするのがポイント。余計なことを考える暇を与えないように集中してやってみましょう。結果、家の中が綺麗になるので、心もスッキリして気持ち良さを実感できます。
4.お風呂に浸かる。:湯船にゆっくり浸かることも、無心になる効果的な方法とされています。心身ともにリラックスした状態になれれば、汗とともに雑念も流れ出しでいきます。
5.音楽を聴く。:音楽には気持ちをリラックスさせてくれる効果があります。無心になる際に効果的なのは、クラッシック音楽です。クラッシックは、ヒーリング音楽として使われることもあり、癒し効果抜群です。
6,瞑想する。:前にもご案内していますが、特におススメな方法が「瞑想」です。瞑想をすると集中力が高まり、前向き脳が活発になり、思考もポジティブになるといわれています。難しく考えずに、目を閉じて、全身の力をゆっくり抜き、深い呼吸を繰り返す。鼻から息をゆっくり吸って、少し止め、口から長く息を吐きます。呼吸の数を数えると雑念が浮かびにくくなります。カウンセラー高橋は椅子に座って行う椅子座禅を就寝前にやっています。10分でよいので、朝起きたときや夜寝る前など、日々の生活の習慣にできるとよいですね。
生きていれば、婚活をしていれば、辛いことや困難な状況にぶつかることも多々あります。
大人になるにつれ、子どもの頃のように無心でなにかに取り組むことは少なくなってきます。
自分自身が抱えているストレスや不安を手放すために、時々無心になることを思い出していただければと思います。