パートナー代表の高橋俊哉です。2月に入っています。今日は雪がチラチラ、寒い!このところコロナに感染してしまったという方も何人か聞いています。人出も多くなっていますから十分ケアしてお過ごしください。
この忙しい時代、毎日が慌ただしく過ぎていってしまって、てんてこまい、なんていう方も多くいらっしゃることでしょう。よく言われますが『忙』という字は心を亡くす、と書きます。日々流されてしまっていたり、つまらない会議や嫌な上司との仕事をどう乗り切るか、なんてことばかり考えていると自分がすり減っていってしまい薄っぺらな人間になってしまうように感じます。誰の事でもない、カウンセラー高橋もかつてそうでした。ある時ふと思ったのは雑に生きているな、ということでした。「~しなきゃいけない」ということばかりを優先にして、心をなおざりにしがちでした。「自分はどうしたいのか、何を求めているのか、どうしたら心地よいのか」なんて考えている余裕はなく、ただただ目の前の作業をこなすこと、なんとか逃げ切ることばかりに終始していました。
過去のブログでもなんども書いていますが、「今、この瞬間に集中して生きる」ことが大切なことなのです。人はまだきていない「未来」を不安がったり、過去ってしまった「過去」を悔やんだりして、「今」をなおざりにしがちです。頭でっかちに“心ここにあらず状態”で、生きている人は意外と多いのではないでしょうか。そういう人にとっての「今」は、「未来のための今」や「過去をひきずった今」であることが多いのです。しかしながら、自分が変えらことができるのは、「今」だけです。今が幸せであれば、「未来も過去も幸せ」にすることもできます。「未来」は「(幸せな)今」に変わり、「(幸せな)今」は「過去」になるからです。
1.頭と心を一致させること。:忙殺されて生きていると「頭」と「心」に齟齬が生じてきます。仮に物事がうまく回っていても、心はしっくりしていないことがあるものです。そんなときは結果オーライで自己を見失っている状態なのです。「今に集中して、心を入れた行動」をすると、頭と心が一致して心地よさが生まれてくるものです。たとえば、集中して身の回りの整理整頓をしたり、お茶やコーヒーをゆっくり味わったり、よく噛みしめて食事を楽しんだりすると、心が整ってきて、自分らしさを取り戻していくことに繋がっていきます。「丁寧に生きる」ということは自分らしく生きるために大切なことだと言えるでしょう。
2.自分でじっくりと考えてみる。:悩み、困ったこと、わからないことなどがあるとつい人に聞いたり、PCやスマホでググったりしますよね。カウンセラー高橋もしょっちゅうやっています。すると短時間に物事が解決したような気になります。とにかく早く答えが欲しい、という焦りからもそうしてしまいがちです。「リテラシーってどういう意味だっけ?」、というようなことであればよいのですが、「婚活していてパートナーを探しているがそもそも自分の結婚観とはどういうものだろうか」とか「事業が不振だがこの先何をどのようにして浮揚策を実行していくか」とか「今の会社に不満はあまりないがキャリアップのために転職なども視野に、最終的にどのようなプランでいくか」なんていう大きな課題はじっくりと自分のアタマで考えてみるしかないのです。現状を冷静に真摯に見つめて、感情的になることなく、時間をかけて考えていくことで道は開けてくるものだ、と思います。
3.きちんと言葉にだすこと。:孤独のグルメは大好きな番組でつれあいと夕飯時に観ます。主人公の井之頭五郎さんの食べっぷりに感心しつつ、自分たちもつい食べ過ぎてしまうのですが(笑)。五郎さんはどんなお店に行っても食べる前に「(手を合わせて)いただきます。」、食べた後「ごちそうさまでした。」と声に出して言っています。とても清々しく素晴らしい行為だと思います。まさに丁寧に食事と向き合っているのだな、と感じます。朝昼晩、他者と出会ったときに挨拶を声に出して自分から言う、コンビニなどで買い物したときは、お世話様、ありがとうと謝辞を伝える。そうすると自分の心が豊かになったような気になります。
今ある自分は、過去の自分の判断、決断に基づいた行動の結果です。失敗したなあと思ったり、満足していなかったりすると、環境や制度や他人のせいにしがちです。でも考えてみると全てが自己責任なんですね。
なので過去の経験、結果、全ての記憶なども自分で受けとめ受け入れてみると、今に集中して、今を丁寧に大事にして、自分を磨きながらもう一歩前に進んでいけるのだと思います。