パートナー代表の高橋俊哉です。7月も半ばを過ぎ、雨がちで蒸し暑い日が続いています。梅雨時に逆戻りしたようですね。コロナ感染も再拡大しています。会員さんとお話していても、家族や職場で感染者が出た、ということをお聞きするようなことが増えてきました。行動制限措置はとられていませんが、自分自身を大切にすべく、できる対策を継続実施して参りましょう。季節に限らず、生きていて、婚活もしていると、モヤモヤとした悩みが出てくることがあると思います。そんな時はどう構えたらよいのでしょうか。障害や、想定できなかった不幸、他者からの嫌がらせ、などにどう対応していけばよいのでしょうか。今日は、そんなことについて考え、書いていきたいと思います。
社会と繋がって生きていれば、様々な問題が起こるものです。そのほとんどは人間関係ではないでしょうか。無用な軋轢を避けようとするあまり、他人に気兼ねして自分を押し殺してしまうことが多々あるかもしれません。これを他人軸で生きるといいます。具体的には、①他人からどう見られているかを気にする。②自分の行動を、他人から評価されるかどうか、世間体的にどうか、で決める。③他者と比較し競争することが判断の基本となっている。④やんなきゃな、やるべきだよな、が口癖。⑤周囲や上位者の顔色をいつも窺っている。などということです。
かくいう高橋も会社員時代を振り返ってみると、他人軸で生きていたな、とつくづく思います。上司の顔色をみてご機嫌伺いをし(これを当時の口の悪い役員は、「ヒラメの海水浴」と言ってました。上ばかり見ているというわけです。) 先輩、同僚には負けたくない、遅れをとりたくない、と無理に無理を重ねて疲弊していました。社内の風潮も、会社が最優先であり、滅私奉公があたりまえ、でした。もう忖度しまくりの状況ですね。あるとき、自分は何をしているんだろう?と漠然とした、しかし、大きな疑問が浮かんできました。そこで、改めて今何が辛いのか、本当は何がしたいのか、ということをノートに書き出してみたのです。そうすると不思議と心が落ち着いてきて頭もスッキリしていくようでした。その時の結論は、『自分が大事にしたい価値観に沿って自分らしく生きたい。』ということでした。それを何とよぶか、その時は知らなかったのですが、これこそが、自分軸で生きる、ということでした。
一方、直ぐに頭に浮かんだことは、これってただのワガママなのか?、ということでした。いろいろ悩みましたが、結局一人で勝手気ままに生きていけるわけではないのですから、自分軸と他人軸は、場面や状況でバランスをとることが大切だと考えました。このころそれまで避けていた仏教の本なども読みはじめました。仏教では、慈悲や利他というような考え方を基本としていますが、一番大切にすべきものは、自分自身なのだ、と教えています。まずは私が幸せでありますようにと祈り、それから生きとし生けるの幸せを願うのです。これは、心に刺さる教えでした。それから、自分は何をしていきたいのか、どんな状態でいるとリラックスしていられるか、どう社会とかかわっていきたいか、などについて考えるようになり、自分の構えを作っていきました。そうすると、自分一人だけでは何もできないということに改めて気付き、周りに感謝する気持が生まれてきました。
自分軸で生きていくと、ストレスがたまらない、やっていることに充実感が感じられる、本来の自分の能力を発揮できるようになる、自信が持てるようになる、ようになっていきます。
婚活でも、お相手に対する思いやりは大事ですが、常に相手のことばかり気にして無理に合わせようとしたり、お相手の希望だけを尊重しようとすると、かえって嫌われてしまいうまくいかないものです。自分自身をはっきり出して、リードしてあげることも魅力となるものなのです。