
パートナー代表の高橋俊哉です。9月も半ば近くになっていますが、まだまだ暑い、時々大雨、という感じでなんとも天候不順な長月となっています。体調管理も難しい状況ですが、身心ともにシャンとして参りましょう!カウンセラー高橋は、朝、水風呂ならぬ水シャワー浴びてスッキリと身心を整えております。さて、今日はどんなことがやってきても、これをうまく活用できたら無敵だ!、ということについて書いてみたいと思います。それはズバリ、❝潜在意識❝の活用法です。うーん、言葉は聞いたことあるけれど、よくわからないなあ、という方も多いと思います。かくいうカウンセラー高橋も学んでいる最中なのですが、一緒に基本的なことから理解を進めていきましょう。
まず「意識」には二つのものがあるのです。それは、潜在意識と顕在意識です。潜在意識とは、意識していなくても使えている意識のことで、全体の約90%程度と言われています。無意識とも呼ばれます。一方、顕在意識は、意識して使うことのできる意識のことで、全体の約10%程度と言われています。表層意識とも呼ばれたりもします。潜在意識は、24時間365日稼働し続けてくれています。生命を支えるための身体の機能(消化・循環・内臓の働き・ホルモンの分泌等)を管理したり、全てを記憶しているほどの膨大なメモリーの貯蔵をしていたり、今までの経験で作られたプログラムを保持していたり、想像力を発揮したり、何かを生み出す創造力を行使したり、イメージを具現化したり、身体の仕組みを動かしたり、「快」「不快」などの感覚や様々な感情を感じたり、直感の力を管理・監督したりしているとされています。また、大切な特徴として、善悪、時間の概念、主語の認識がいづれも無く、否定形が理解できない、のだそうです。では、顕在意識はどうなんだ、というと、判断、理解、評価、分析、決断、思考などを担当していて、自分自身で気づくことのできるいわゆる「意識」のことです。
潜在意識と顕在意識は、職場で言えば、担当者と上長のような役割に分かれています。外からの情報は、全て上長である顕在意識から、担当者の潜在意識に伝達されます。指示を受けた潜在意識は、それに関わるたくさんの情報を膨大な記憶のデーターベースから探し出して、感覚や感情をつけて報告します。そうして上長たる顕在意識が、分析・評価・思考・意志決定などを行うという仕組みになっています。
潜在意識は、上手く使えている人と上手く使えていない人がいて、歴史に名をのこすような天才たちは、潜在意識をとても上手に使いこなしていたと言われています。つまり潜在意識を使いこなせれば、大きな仕事、成果を成すことができるというわけです。潜在意識を上手く使いこなす方法を身につけられれば、よりよいパフォーマンスに繋がるということになるのです。そこでポイントとなるのが、先に大切な特徴として記した、否定形を理解できない、ということです。つまり普段自分が使っている言葉に「否定形」が多く含まれてるとどうなるか。例えば、失敗しないようにしよう、呑み過ぎないようにしよう、この作品には触らないでください、というふうに言うと潜在意識はどのように働くかというと、失敗しないように:失敗しているイメージをつくる、呑み過ぎないように:呑み過ぎているイメージをつくる、この作品には触らないで:触っているイメージをつくってしまう。更に、潜在意識の働きの一つとして、イメージを具現化し、身体の仕組みを動かすというものがありましたね。つまり、潜在意識はイメージしたものを実現させようと機能する、ということなんです。そうなると、誠に残念なことに、否定形の言葉がけでは、望まない結果を招いてしまう恐れがあるということなのです。頭(顕在意識)では失敗しないようにと思っていても、失敗をしてしまったり、作品に触らないでと言われると、触りたくなってしまったりというのは、潜在意識に出す指示が適切でなかったということになってしまうのです。なので、使っている言葉を改めて意識して、望ましくない「否定形」を使っていたら、望ましい結果をイメージできる「肯定形」に変えればよいのです。
潜在意識は自分自身に関しての膨大なデーターベースを保有しており、その情報の細かさは想像を絶するレベルだとか。自分にとって必要なものと、そうではないものをきちんと把握していて、身体にメッセージを伝えているのです。日常生活の中でも、「なんだか、良い感じがするなあ」とか、「どうも嫌な感じがしてしょうがない」といった感覚で伝わってくるものってありますね。そういったものも、潜在意識からのメッセージなのだそうです。感覚に上がってくるよりも先に、身体がそのメッセージを受け、その仕組みを変化させていて、「イメージを具現化し、身体の仕組みを動かす」という潜在意識の働きがそれです。この働きを活用すれば、意図的に必要なものか、必要でないものかを潜在意識に尋ねれば答えを聞くことができるのです。
それでは、具体的に潜在意識をプラスに変える方法について書いていきます。
①.ポジティブな言葉を繰り返して自分に言い聞かせる。:私は新しい自分を作ろうとしている、私は日一日と確実に成長している、私は順調に成果を出している、私は必要なスキルが身についている、私は毎日、幸せを感じている、などのことばをとにかく繰り返すこと。日々継続することでチカラとなっていきます。最近、カウンセラー高橋は朝一番にこう唱えはじめました。それは、ルイーズ・ヘイのアファメーション、毎朝、4つのアファメーション(宣言)を習慣にするのです。①私は自分の運命の創造者です、②私のエネルギーが現実を創ります、③私は今この瞬間において満ち足りています、④私は無限の可能性と繋がっている、と。繰り返し習慣にすることで潜在意識は反応してくれるようになっていくのです。このシンプルな言葉を、深呼吸しながら唱えると、驚くほどのエネルギーが内側から湧き上がってくるのを感じますよ。このような言葉がいつでもスラスラ言えるようになれば、この言葉が潜在意識に自然に入り込んでいっているのかもしれません。
②.イメージを活用すること。:人は視覚的な情報に影響されて無意識に行動を決めることがあります。買い物に行ったとき目的ではないのに、美しいビジュアルや楽しさ、可愛さを感じた商品をつい衝動買いしてしまうことがありますね。目標達成を「望ましい姿」としてイメージすることで、潜在意識はそれを引き寄せやすくなるとされています。例えば、プロ野球選手が試合前にホームランを打って勝つ自分をイメージすると、その結果を引き寄せることがあったり、サッカーのストライカーが対戦相手を想定した中で、ゴールシーンをイメージしてその通りになったりするのです。これは無意識がそのイメージを現実として受け入れ、行動に影響を与えているからです。そのため、ポジティブな未来をイメージし続けることで、行動が自然に変わっていきます。
③.否定的な言葉を使わない。:潜在意識には「否定形を理解できない」という特徴があるので、梅干しを想像しない、と繰り返し言うと、意識せずに梅干しのイメージが浮かびます。同じように、緊張しないようにプレゼンする、と言ってしまうと、潜在意識には「緊張」のイメージを認識してしまうというわけです。この場合は、私は胸を張って堂々とプレゼンする!、と言えば、ポジティブなイメージが無意識に定着します。また、日常生活でも否定的な表現を避け、ポジティブな言葉を使うことが大切です。ニャンコを見て、「かわいい!」と言葉にすれば、またポジティブな記憶が刻まれます。お風呂に入って、「あ~、しあわせ!」と言葉にすれば、ポジティブな記憶が刻まれます。逆に、仕事中に、「あ~、めんどくさい!」と言うと、ネガティブな記憶が刻まれてしまうのです。
④.ルーティンに変化をつける。:潜在意識は、日々の習慣を無意識にこなすことが得意なので、同じ道を通って帰宅したり、寝る前に歯を磨いたりすることを認識していきます。ルーティンワークは無意識に行われるため、無意識は同じことを好むのです。しかし、新しい挑戦にはストレスを感じることがあります。普段やらないことに挑戦する場合、潜在意識にとって苦痛となることがあるからです。なので、新しいことに挑戦することが大事です。最近できた新しいレストランに行く、一度も見たことがないジャンルの映画をみてみる、ウォーキングのルートを変える。そうしていくと潜在意識が新たなチャレンジに抵抗しなくなっていくのです。
⑤.笑顔でいること。:気づいたときに、微笑もう、とニッコリすることを習慣にすれば、幸せがドンドン加速していくのだそうです。微笑んでいるときは、ポジディブな情報がサッと目に飛び込んでくるようになり、微笑みながらお笑い番組を見れば、面白さが倍増、微笑みながら食事をすれば、とても美味しく感じら、微笑みながら会話をすれば、充実感を得られる。つまり微笑んでいれば、喜びの感度が大変高まるということです。更に微笑んでいると、発想がポジディブになる。確かに、ニコニコと微笑みながら、悲しいことや不安なことを考えることはできませんね。
⑥.感謝、感謝、感謝。:日常の当たり前のことは実はとてもありがたいことの連続です。電車が時間通りに運行してくれていてありがたい、身心健康な状態でいられてありがたい、蛇口をひねればきれいな水が流れ出てきてありがたい、コンビニ行けば早朝・深夜、必要なものが買えてありがたい…。当たり前の日常が、ありがたい物に囲まれた、素晴らしい毎日へと変わっていきます。感謝しつづけていると、脳の構造が変化して、物事のプラス面を見つけるのが上手くなります。また、つまづきや失敗しても、いい勉強になったな、これで、また一つ成長できるよ、と前向きに捉えられるようになっていきます。一日15分の感謝を6週間続けると、幸福度が10~20%も上昇するという研究報告があるのです。何があっても、どんなものでもどんなことにも、ありがたい、ありがたい、と思っていさえすれば、これだけの効果があるのですから、これはやらない手はないですよ!
いろいろ書きましたが、まさに潜在意識の潜在能力は計り知れないほど強力なパワーを秘めています。完璧にやろうとせずに、できることから始めて習慣化していくと、引き寄せの法則がはたらいてくれて、このことは現代の心理学や量子物理学でも裏付けられているようですが、自分の思考パターンが行動に影響を与え、結果、婚活も人生も望むように大きく変えていくことができるのです。