パートナー代表の高橋俊哉です。1月も終わり、如月となっています。寒いけれど、朝、元気出して歩いてみると梅がほころんでいます。冬来たりなば春遠からじ、というところでしょうか。暖かくされて、キチンと食べてキチンと眠り体調ケアはくれぐれもお忘れなく!

さて、今日は婚活でも人生でもポイントとなる、他者と対話をするとき、どう向き合う姿勢をとるか、ということについて書いてみたいと思います。他者とは、婚活では、パートナーとなりうるお相手とのことですし、仕事や社会活動などでは関係するすべての人たちということになります。会員さんの成婚に向けてのファーストステップはお相手と初対面となるお見合いです。お見合いが決まると様々アドバイスをするのですが、男性会員さんには特にですが、お相手の話をよく聴くようにと口を酸っぱくしてお伝えしています。実は、これがなかなかできないことなのです。お見合い後に確認すると、お相手の話の途中で自分語りをしてしまっているケースがとても多く、とうとうと自慢話を語っていたということがよくあります。最初はお相手の話に耳を傾けているのですが、途中からそれについて自分の経験や考えを話そうと考え始めてしまい、結果、お相手の話の腰を折ってしまうことになっているようです。そうなると、お相手は、自分大好きの思いやりのない人だなと感じて交際お断りということになってしまいます。自社のプロジェクトや客先との商談では、他者から、自分とは異なる意見を聞かされたり、まったく違う視点から想定外の対応が起ることもよくあります。そんなとき、どうも相性がよくないなあ、とか、妙なことを言い出すなあ、などど考え、プロジェクトや商談が硬直化してしまい、先に進まなくなってしまった、というような体験を会社員時代カウンセラー高橋も何度も持っています。では、どう考えて、どう構えておけばよいのでしょうか。

順番として、自分が理解されないのことを嘆くのではなく、まずお相手のことを理解しようとする努力に徹する、ということがよいのです。最初に「自分と相手は違う」と考えてみます。違いがあるからこそ「理解できなくて当たり前」なのです。次に「どうせ理解できない」ではなく、「どうせなら理解したい」と考えてみます。。そうして、「他者を理解する」ことができると、「自分を理解してもらう」こと繋がっていきます。このように意識していくと、自分自身の行動や態度は変わっていきます。人の心の欲求が満たされるのは「自分のことを理解してもらえた」「心が開放された」と実感できる状態です。聴いてもらえた心の充足感は、今度はお相手のことも聴いて理解してあげよう、ということになっていくというわけです。

お相手の立場に立ち、お相手の視点で相手の言っていることを考えてみると、最初は理解できなかったことも、不思議と理解できることがあります。相手の立場を理解し、だからこその発言であるということが理解しようとすると、それがお相手にも伝わって、会話のキャッチボールがスムーズに展開し始めます。お相手の事を一生懸命、心を込めて聴こうとするとお相手を真に理解することができ、そうなると相手も心を開いてくれるようになります。

入会面談での会員さんとの会話やLINEのお悩み相談では、とにかく傾聴に徹しようと構えるようにしています。初めて会話をする際、お相手は、自分の希望や悩みについて堰を切ったように話し始めます。お相手の置かれている状況や悩んでいることの背景がわからないので、なんのこっちゃ、と感じることが多いのですが、相談者は気持ちの余裕もないので構わず話を続けます。話がいったりきたりもします。そんなときは、ポイントをメモを取りながら、辛抱強く、相談者の気持に寄り添って、100%わからなくても必死に聴いてあげていると、想いや悩みの核心がだんだんとわかってきます。相談者はそこに気づいていないこともあり、わかっていても具体的な行動にうつせていなかったりします。そこまできたら私から相談者の気づきになるようにアドバイスをしてあげると、とても喜んでいただけることが多いのです。

婚活でも仕事の場面でも、お相手となる他者は生まれも育ちも異なるわけですから、コミニュケーションがなかなかうまくいかないことが頻繁に起こります。そんなとき、忘れてはならないのは、『理解されるには、まず相手を理解すること。』と肝に銘じてくださいませ。

今回のブログもコビィー博士の『7つの習慣』から第5の習慣:まず理解に徹しそして理解される、という内容をベース書かせていただきました。