パートナー代表の高橋俊哉です。今回は一人二役の会話仕立てでスタートです。

A)婚活ってどんな活動だと思いますか?B)いきなり直球ですね!いわゆる結婚するための活動全般を指すのだと思います。A)そうですね、そうなんですが、カウンセラー高橋の考える婚活とは次のように定義しています。『これまでの人生を振り返り、その棚卸をし改めて整理・整頓をしてから、現在地を確認し、自分にとってかけがえのないパートナーを一人探すために、自分が変わり、自分の魂を磨きなおす活動』なので婚活することで人間力が上がるのです。B)ええっ、そうなんですか?なんか大変そうですね。ありままの自分で勝負したいのですが。ありのままの自分を受け入れてくれるパートナーを見つけたいのですが。A)うーん、さっきの定義を思い返して欲しいのですが、過去を見直し現在地を再確認してください。今の自分や想いにこだわってきたから一人で過ごさざるを得なかったのではないでしょうか。異性からすると(最近はこう断言しにくいところもありますが、今のところ当社は異性間の成婚をめざしているのでご容赦ください。)そんな貴方とはお付合いしたくないな、と受け取られていたのです。自分はそのままで、相手に変わってくれ、合わせてくれと言っても無理なのです。自分が変わるしかないのです。今現在の自分自身に、結婚に至らなかった理由、原因があるのです。自分ひとりで生きてゆく方が、自由気ままで楽なのは当然ですね。もう一人増えるだけですが、大きな違いが生まれてきます。何回か書いていますが、男と女では考え方や感じ方が全く違いますし、そこに個人差が加わります。育った環境も全く違うお二人が一緒に暮らすということは、ある意味で奇跡のようなことなのです。そのためには、相当な努力、忍耐力、コミュニケーション能力などが求められます。結婚はけしてゴールではなくスタートなのです。その違いを認め合い、乗り越え、お互いにリスペクトし、協力・協調することで結婚生活は続いていくものだと思あとます。それでも人は、お相手を求めるものなのだと思います。

さて、本題に入りますが(やっとかい!?)、40代女性、なかなか素敵な女性なのですが、婚活が進まない会員さんがいます。長寿社会になっているせいか、様々な人と話していて、年齢よりも姿かたちは若く見えるが、精神的には幼く感じることが良くあります。この女性もそうで、ファッションもいつも素敵なのですが、20代後半から30代前半のような感じなのです。条件も悪くないので結構お見合いの申込みをいただきますが、ことごとく断ってしまうのです。年収基準も設定していますが、とにかく容姿へのこだわりが半端ではありません。自分自身もアイドルスターの追っかけをしていて、婚活をその延長線で考えています。なんどもカウンセリングしているので、その度にいろいろな角度からアドバイスするのですが、聞き入れません。当方から紹介しても、一緒に暮らすことを考えたときに生理的にダメだというのです。選ぶのは、イケメン、高学歴、高身長、高収入、年下、身軽と、かつて言われた三高よりもはるかに厳しい条件なのです。カウンセリング時ももっぱらアイドルの近況報告になってしまい、これではなかなか進まないのもお分かりだと思います。2010年のアクサ生命保険の調査では、女性の求める結婚条件の1位は、「価値観が合うこと」2位が「金銭感覚が一致していること」3位が「雇用形態が安定していること」となっています。また別の調査では、「育児や家事をしてくれる人」「浮気とは無縁で自分だけに優しい人」「仕事を頑張る人」となっています。要は、経済的な安定は求めるが、一緒に進んでいける、穏やかで優しい男性を求めているのだと思います。時代とともに考え方や求める像が変わってきているわけですね。自分自身のこだわりも大事にして良いのですが、バランス感覚が必要なのです。

カウンセラー高橋、引き続き、粘り強くカウンセリングしてまいります!