パートナー代表の高橋俊哉です。3月最初の木曜日です。月曜日と木曜日が住んでいるエリアの燃えるゴミ・瓶出しの日なので、合わせてシンク、洗面台、風呂場排水溝、洗濯機ゴミ取り、床掃除もやることに決めているので、朝から収集時間を気にしつつ活動しておりました。今日も収集時間に間に合って、良かった!(笑)、という次第でした。ゴミを出したり、掃除をしたりすると、何故か清々しい気持ちになれます。始めるまでは億劫なのですが、ゴミの収集時間・内容に合わせてやることを習慣化して続けております。
生きていたり、婚活をしていると、絶望の奈落の底に落ち込んでしまうこともあるものです。そうなったときは、何か縋りたい、助けを探ろう、という想いに駆られます。そんなとき、西洋の叡智ではなく、東洋の智慧に学ぶことこそがよいのではないか、とカウンセラー高橋は、今までの学びの中から肌感覚で感じています。今日はそんな仏教を含む東洋思想の智慧のエッセンスのご紹介です。
――東洋哲学が教える、婚活と人生の本質:私たちは日々、「自分」というものを握りしめながら生きています。
自分はどう見られているか。自分は正しいか。自分は損をしていないか。自分は愛されているか。しかし、東洋哲学、特に仏教が繰り返し説いてきたことがあります。
それは――「そもそも、固定した“自分”などない」という衝撃的な真理です。
ある本の中に、こんな言葉があります。「自分なんて、最初からどこにも存在していない。」
さらにこうも述べられます。「“私”と思っているものは、ただの思考のかたまりにすぎない。」
この視点は、いままでの自身の人生観を根底から覆します。そして婚活においても、決定的な転換点になります。
① 苦しみの正体は「自分を守ろうとする心」
仏教では「無我(むが)」という教えがあります。私たちは固定した実体ではなく、縁によって生起する存在だという智慧です。
ではなぜ、私たちは苦しむのでしょうか。それは、「自分を何とかしようとするから、苦しくなる。」ということなのです。
人生でも婚活でも、「もっと魅力的にならなければ」「失敗してはいけない」「嫌われたくない」
そうやって“自分”を守ろうとする力が、緊張を生みます。
しかし、東洋思想は真逆の方向を示します。
守るべき“自分”がないなら、守る努力もいらないのです。この感覚が腑に落ちると、人は不思議なほど軽やかになります。
② 思考は現実ではない
さらに重要な指摘があります。「頭の中の声は、あなたではない。」私たちは一日中、思考に支配されています。
・あの人は自分をどう思っているだろう
・自分は魅力が足りないのではないか
・このまま一人だったらどうしよう
しかしそれは、事実ではなく「思考」です。仏教ではこれを「妄念」と言います。雲のように浮かんでは消えるもの。
ところが私たちは、その雲を“自分”だと思い込んでしまう。
婚活で苦しくなるのも同じです。
「断られた=自分の価値が否定された」そう解釈した瞬間、苦しみが生まれます。
しかし、断られたのは「条件の組み合わせ」であって、存在の否定ではありません。
思考と現実を分離できるとき、人生は穏やかに流れ始めます。
③ コントロールをやめたとき、流れが始まる
東洋哲学の核心は、「流れに任せる智慧」にあります。「人生は、あなたが動かしているのではない。」これは運命論ではありません。
むしろ、「過剰なコントロールを手放せ」という提案です。
私たちは、どう思われるか、どのように評価されるか、さてどう進むべきか。、を必死に設計しようとします。しかし人生は、無数の縁の交差です。自分一人で握ろうとすると、かえって流れを止めてしまいます。
婚活でも同じです。「この人でなければならない」「この条件でなければ幸せになれない」そう握った瞬間、世界は狭くなります。
握り拳を緩めたとき、新しいご縁が入る余白が生まれます。
④ “ない”ことは欠如ではない
東洋思想は、驚くべき逆説を示します。空(くう)は「無」ではなく、「可能性」です。固定した自分が“ない”からこそ、
何にでもなれる。つまり、「何者でもないから、すべてになれる。」とされています。
婚活でうまくいかないとき、人は「自分には何かが足りない」と考えます。
しかし仏教の智慧は逆です。足りないのではなく、固まっているのです。「私はこういう人間だ」「私は傷つきやすい」「私は選ばれないタイプだ」そんな固定観念を溶かすこと。それが、本当の変容です。
⑤ 実践 ―― 何をすればよいのか
では具体的に何をすればよいのでしょうか。
① 頭の声を観察する
「今、否定しているな」「今、恐れているな」と気づくだけでよい。
② 呼吸に戻る
思考が強くなったら、呼吸を感じる。今ここに戻る。
③ 決めつけを保留する
「私はこうだ」と断定しない。その物語を少し緩める。
④ 結果より姿勢を見る
婚活の成功・不成功よりも、どんな心で向き合えたかを振り返る。
⑤ 流れを信頼する
焦らずとも、必要な縁は巡ると知る。
⑥ 婚活における“無我”の力
不思議なことに、「自分をどう見せるか」を考えなくなった人ほど、魅力がにじみます。
それは余裕です。守るものがないとき、人は柔らかくなります。
柔らかさは、最大の魅力です。婚活で本当に大切なのは、完璧さではありません。
安心感なのです。安心感は、「自分を守ろうとしない人」から生まれます。
⑦ 人生は“起きている”
最後に。
東洋哲学はこう語ります。人生は「自分がやっている」のではなく、「起きている」。
この感覚が腑に落ちるとき、焦りが静まります。
そして不思議なことに、その静けさの中でご縁は動き出します。
婚活も人生も、勝ち取るものではありません。調和するものです。
結び
「自分などない」という言葉は、一見すると極端に聞こえるかもしれません。
しかしその奥には、深い解放があります。
守らなくてよい。証明しなくてよい。比べなくてよい。
そのとき、人は自然体になります。自然体こそが、最も強く、最も美しい。
人生も婚活も、力まず、流れに沿いながら。
“自分”を握りしめる手を、ほんの少し緩めることから。
そこに、叡智が宿っているのです。
パートナー代表として、私はこの姿勢を大切に、皆様のご縁に伴走してまいります。










