パートナー代表の高橋俊哉です。4月も4日を数えております。穏やかな季節の移ろいの中、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。日々、面談やご相談の機会をいただく中で、改めてこの仕事の意味と責任を深く感じております。今日は少し、私ども株式会社パートナーの歩みと、これからの想いについてお話しさせていただければと思います。

おかげさまで株式会社パートナーは、本年で創業30周年という節目を迎えることができました。30年という年月は、決して短いものではありません。その間に社会も価値観も大きく変化し、婚活という言葉自体も一般的になりました。しかしどれだけ時代が変わっても、「人と人が出会い、共に生きていく」という本質は変わらないものだと感じております。

私自身は会社員としての時間を経て、2018年からこの会社を承継いたしました。それまでの人生で経験してきたこと、感じてきたことが、今この仕事にすべてつながっていると感じています。決して順風満帆というわけではありませんでした。迷い、立ち止まり、自分自身と向き合う時間も多くありました。しかしだからこそ、「人生の辛さ、厳しさに悩む人の気持ち」に対して、表面的ではない理解ができるようになったのではないかと思っております。

現在、私どもが主にご支援させていただいているのは、40歳代以上の方々の婚活です。この年代になると、単なる条件や効率だけでは語れない背景を、それぞれが抱えていらっしゃいます。これまでの人生の歩み、仕事での経験、人間関係の積み重ね、時には傷ついた経験や後悔も含めて、その方の今があります。婚活とは、そうした人生の延長線上にあるものであり、単なる「出逢いの場」ではないと私は考えています。この年代の婚活は、若い頃のような勢いだけでは進みません。だからこそ、自分自身の在り方がそのまま結果に表れるのです。

多くの方が婚活を始めるとき、「良い相手に出会いたい」「結婚したい」という願いを持たれます。それはとても自然で大切な想いです。しかし実際に活動を進めていく中で、多くの方が気づかれるのは、「自分自身と向き合うこと」の大切さです。なぜうまくいかないのか。なぜ同じようなパターンを繰り返してしまうのか。自分は本当は何を求めているのか。こうした問いに向き合うことは、決して楽なことではありません。しかしこのプロセスこそが、婚活の本質であり、人生を豊かにする重要な時間なのだと思います。

私は、婚活とは「自分を磨き、高めていく活動」であると考えています。ここでいう「磨く」とは、外見や条件を整えることだけではありません。もちろん第一印象やコミュニケーションも大切です。しかしそれ以上に大切なのは、自分の内面と向き合い、理解し、少しずつ整えていくことです。自分の思考の癖、感情の動き、人との距離の取り方。そうしたものに気づき、必要であれば少しずつ変えていく。その積み重ねが、人としての魅力を深めていきます。

婚活がうまくいく方には、ある共通点があります。それは「自分を変えようとする柔軟さ」と「現実を受け止める素直さ」です。逆に、過去のやり方や価値観に固執し続けてしまうと、なかなか流れは変わりません。これは決して能力の問題ではなく、「姿勢」の問題です。そしてこの姿勢は、誰でも少しずつ育てていくことができるものです。

カウンセラーとしての私は、単に条件に合うお相手をご紹介する存在ではありたくないと考えています。もちろん出逢いの機会を提供することは大切な役割です。しかしそれだけでは、本当の意味でのご縁にはつながらないことも多いのが現実です。私は、皆さまの人生の一場面に関わらせていただく者として、「伴走者」でありたいと思っています。順調なときだけでなく、立ち止まるときや迷うときも含めて、隣で歩みを共にする存在でありたいと思っています。

人生の中では、婚活に限らず、さまざまな悩みや課題、不安や苦しみが生じます。仕事のこと、家族のこと、将来のこと、人間関係のこと。それらはすべてつながっており、婚活だけを切り離して考えることはできません。だからこそ私は、ご相談に来られる方のお話をできる限り丁寧にお聴きし、その方の人生全体を見据えたサポーターでありたいと考えています。

時には厳しい現実をお伝えすることもあります。しかしそれは否定ではなく、より良い方向へ進むための一歩としてお伝えしています。また時には、ただ静かにお話をお聴きすることもあります。人は、自分の想いを言葉にするだけでも、心が整理されていくものです。

他の相談所との違いはどこにあるのか、と問われることがあります。大きな違いは、「向き合い方」だと考えています。効率やスピードを重視する婚活も一つの形です。しかし私どもは、それだけではなく、「その方の人生にとって本当に意味のあるご縁とは何か」を大切にしたいと考えています。そのために必要であれば、立ち止まることも、振り返ることも大切にします。

婚活は、時に苦しく感じることもあります。思うように進まないこともあります。しかしその過程で得られる気づきや成長は、決して無駄にはなりません。たとえ結果として結婚に至るまで時間がかかったとしても、その時間はその方の人生にとって確かな価値を持つものになるはずです。

私はこれからも、お一人おひとりの方と丁寧に向き合いながら、この仕事を続けていきたいと思っています。30年という歴史の上に立ちながらも、カウンセラー高橋自身、常に学び続け、変化し続ける姿勢を忘れずにいたいと思います。

婚活は「相手を探す活動」であると同時に、「自分を知る旅」でもあります。その旅路において、少しでも安心して歩んでいただけるよう、そして最終的に「この人と出会えてよかった」と思えるご縁につながるよう、これからも誠実に関わらせていただきます。

もし今、何かに迷いや不安を感じていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、どうぞ一人で抱え込まず、お話しにいらしてください。小さな一歩かもしれませんが、その一歩が流れを変えるきっかけになることもあります。

これからも株式会社パートナーは、「人と人をつなぐ」だけでなく、「人生に寄り添う存在」として歩んでまいります。

私どもは、“結婚させる場所”ではなく、“人生が整っていく場”でありたいと考えています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。